焦点 03統一地方選 新人

塾で選挙の戦い方習う

若い力の活用も政策に

「ビラを受け取った人が手を切るといけない。二つ折りにして渡すほうが親切だ」。

15日のJR津田沼駅前。

小雨の中で傘もささず、指導役の塾長(35)は、

千葉市議選に新人として立候補する予定の男性(32)に声をかけた。

男性は昨年10月、選挙の戦い方を伝授する「若者政治家養成塾・千葉塾」に入塾。

演説方法から公職選挙法の細部まで選挙に必要なあらゆることを学んできた。

 

この日は、買い物客などでにぎわう駅頭での選挙演説の実習だ。

「いまの政治はおかしい。財政が厳しいのに、さらに新しいハコ物(公共施設)を作るなんて」。

素朴な疑問が、男性を政治の世界に走らせた。

 

当選に必要とされる「地盤、看板、かばん」は当然ない。

塾長も同じだったが、前回(1999年)の船橋市議選で初当選した。

「議会は、市執行部の提案に何でもイエスという雰囲気だ。

これに異を唱えただけで、自分は異端児扱いされた。

でも議会内に我々のような人間が増えれば、政治が特殊なこととは思われなくなる」。

塾長は議員1期目の4年間を振り返って言う。