毎日新聞(千葉版) 平成15年2月11日 「議員のお仕事」03年統一地方選

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「議員のお仕事」03年統一地方選

一般質問

権利手放す「有力者」たち

一般質問が行われる議長席前の演壇。ここに立たない議員は少なくない・・・・・・

 

東葛地域のある市議(35)は、議員活動の中でも一般質問を極めて重要なものと位置づける。「議員に与えられた最大の権利。市民の要望や意見を考え、行政に正す最良の手段だ。」      

同市議の平均的な1日は―午前5時半、まだ夜の明けきらぬうちから、自分の名前が書かれた旗を車に積み込み、駅前などに向かう。有権者に顔と名前を覚えてもらう朝の街頭活動だ。その後市役所へ行き、夕方まで庁内回り。各課で、支持者からの要望などを伝える。夜は勉強会や支持者宅の訪問。あっという間に1日が終わる。

議会前になるとさらに忙しさは増す。手紙やメールの整理、行政からの議案を精査し、一般質問のための勉強を欠かさない。作業は深夜に及ぶ。

同議員はこれを「普通」と表現するが、実態はそうでもないようだ。毎日新聞が県と80市町村議会事務局を対象に行ったアンケートでは、何年間も一般質問を行っていない議員のいる自治体が計27に上った。その理由は「議会がセレモニー化しているから」「一般質問は選挙対策に過ぎない」と様々だ。

 

多選を重ねて「まちの有力者」に成り上がり、一般質問と縁遠くなった議員。一般質問をしないことで市職員に感謝される議員。こうした議員があふれる地方議会の実情について「普通」の議員はこう語る。「良い議員か悪い議員かは、有権者が決めること。自分の目で確かめてほしい」

 

「ある市議」とは・・・

 

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